2025年8月4日 by admin
「地形を理解する・歴史を理解する」を行いました
○日 時 令和7年8月4日(月)
○場 所 西予市宇和町の遺跡・古墳
○対 象 第2学年 講座選択生
愛媛大学社会共創学部の村上恭通先生のご指導のもと、西予市宇和町の遺跡や古墳をめぐり、日本の古代史について学びました。最初に訪れた「笠置峠古墳」は古墳時代前期の前方後円墳です。状態の良い竪穴式石槨には副葬品も残されていたとされ、当時の権力者の存在がうかがえます。次に訪れた「河内奥ナルタキ古墳群」は古墳時代後期の古墳です。横穴式石室の内部に入り、見学しました。中は決して広くはありませんが、石積みの丁寧さや巨石の配置から、当時の高い技術が伝わってきます。追葬可能という特徴からは、血筋を重んじた背景も垣間見えました。最後に訪れた「西の前遺跡」は古代(奈良~平安時代)の遺跡です。発掘された軒丸瓦から、寺院などの建物が存在していたことが明らかになっています。教科書で学ぶ古代の様子が、都から離れたここ愛媛県にもみられることは、大変興味深いものでした。
今回訪れた古墳や遺跡の多くは、草生い茂る山中や山頂など、決して交通の便が良いとはいえない場所にあります。それでも、研究者の方々だけでなく、多くの地域の方々が修復・保存に取り組んでいることを知りました。歴史の面白さを実感するとともに、地域の歴史を守る活動の重要性も体感できました。村上先生、このたびは誠にありがとうございました。
2025年8月4日 by admin
「重信川探索」を行いました
○日 時 令和7年8月4日(月)
○場 所 重信川(松原泉)、松山河川国道事務所、松山外環状道路空港線、石手ダム
○対 象 第2学年 講座選択生
今回は、松山河川国道事務所工務第一課のご担当の方を中心に、石手川ダム管理支所の職員の方々や、株式会社愛橋の皆様からご講義をいただきました。最初に訪れた松原泉では、水質検査を行い、河川の環境整備において、そこに生息する生物への配慮が欠かせないことを学びました。その後、松山河川国道事務所では、重信川の成り立ちや特徴についてクイズ形式で楽しく学び、3D動画やVR動画を活用したシミュレーションを通して、防災意識を高めることができました。さらに、道路建設現場では、私たちの生活の利便性を向上させるために施されている工夫や、工事の進め方について学び、日頃利用している道路のありがたみを改めて実感しました。最後に訪れた石手川ダムでは、日常生活に欠かせない水がどのように管理され、私たちに供給されているのかを学びました。また、近年続く異常気象の中で、水による被害が身近に迫っていることを実感する貴重な機会ともなりました。
加えて、松原泉や河川国道事務所ではNHKから、道路建設現場ではあいテレビから取材を受け、生徒たちは学んだことを今後どのように生かしていくのか、緊張しながらも丁寧に答えていました。
2025年8月4日 by admin
「微量化学物質の機器分析」を行いました
〇日 時 令和7年8月4日(月)
〇場 所 愛媛大学農学部三浦記念館
〇対 象 第2学年 講座選択生
愛媛大学大学院農学研究科の高橋真先生からご講義をいただきました。内容は、人工化学物質が私たちの生活に役立つ「光」の側面と、生態系に悪影響を与える「影」の側面をあわせ持つことや、化学物質によっては、特定の生物に与える影響が大きくなる場合があることです。
特に、最近話題になっている表面加工剤「PFOS」「PFOA」の環境残留性についてなど、多岐にわたりました。その後、人工化学物質の最先端研究を支えるガスクロマトグラフ質量分析装置や高速液体クロマトグラフ質量分析装置の見学を行いました。
最後に紹介していただいたレイチェル・カーソンの「自然を支配するのではなく、自らを律していかなければなりません。この時代に生きる私たちは、自然に向き合う必要があります」という言葉も、心に深く残りました。高橋先生、このたびはありがとうございました。
2025年8月1日 by admin
「有機農業を考える」を行いました
〇日 時 令和7年8月1日(木)
〇場 所 ワークショッププレゼンテーションルーム
〇対 象 第2学年 講座選択生
本講座では、明治国際医療大学の秋津元輝先生をお迎えし、「食から始まる世界とのつながり―未来を担う世代とともに―」という題でご講義をいただきました。前半は、自分たちが住むまちを「食」で愛着のあるまちにできるよう、「食」から地域づくりを考え、地産地消の農業へとつなげていく大切さを学びました。後半は、30年後に理想とする持続可能な「究極の夕食」を考えるワークショップを行いました。地産地消や品種改良など、さまざまな観点を踏まえた提案が数多く出され、どのグループも協力してアイデアを出し合いました。講座を通して、人にも環境にも優しい「食」を、今から身近なものとして実践していく必要性を学びました。秋津先生、貴重なお時間をありがとうございました。
2025年8月1日 by admin
インドネシア研修 前半レポート
◯日 時 令和7年7月27日~8月1日
◯場 所 インドネシア(ジャカルタ、プカンバル)
◯対 象 本校生徒5名
7月27日(日)より、筑波大学および筑波大学附属坂戸高等学校と合同で、本校生徒5名がインドネシア研修に参加しています。
初日夕刻、インドネシア・ジャカルタへ到着しました。2日目からの4日間は、主にAsia Pulp & Paper(APP社)の関連施設での研修です。ジャカルタにある本社でAPP社が展開するサステナビリティに関するフレームワークについて学んだ後スマトラ島へ移動し、苗の育苗施設、森林火災コントロールセンター、製紙工場、植林地、CSR活動地などを見学しました。生徒たちは、紙の生産から消費までの一連のプロセスを学ぶ中で、環境保全と経済成長の両立の重要性を実感するとともに、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」が、私たち消費者一人ひとりに向けられた責任であることを実感している様子でした。
研修後半では、ボゴール農科大学、パクアン大学、インドネシア教育大学を訪問し、現地の学生との交流やフォーラムでの発表を予定しています。
2025年7月31日 by admin
「戦後80年プロジェクト」発表会を行いました
〇日 時 令和7年7月31日(木)
〇場 所 愛媛大学附属高等学校 講義室Ⅲ
東京の民放連の方、産経新聞の方、市役所の方、テレビ愛媛のスタッフをお迎えして行った「戦後80年プロジェクト」発表会は、生徒によるインタビューと編集を経て完成した動画の試写会を兼ねたものでした。動画を完成させるまでの苦労や思いを各班の班長が述べたあと、動画を上映しました。そして、全員が一人ずつ、これまでこのプロジェクトに参加して感じた思いを語りました。どの班の動画も、様々な工夫を重ねて仕上げたものです。プロのスタッフの方々からアドバイスもいただきながら制作したため、どれも完成度の高い素晴らしい内容となりました。
この動画は、テレビ愛媛のホームページ、テレビ愛媛の公式YouTubeチャンネルにアップされていますので、ぜひご視聴ください。なお、これまでの一連の活動は、8月15日(金)18:09(予定)からのローカルニュースで放映されます。
この発表会をもってこのプロジェクトは終了となりますが、12月に開催される愛附コンテストにおいても発表を行う予定です。
2025年7月31日 by admin
「基礎科学実験」を行いました
〇日 時 令和7年7月30日(水)、31日(木)
〇場 所 愛媛大学工学部
〇対 象 第1学年
1年生がA班(7/30)・B班(7/31)に分かれて愛媛大学工学部で基礎科学実験を行いました。下記10個のテーマから2つ選択し、午前・午後に分けて実験・実習を行いました。実験を通して科学の魅力や楽しさに触れることができ、さらに大学教育をより身近なものに感じることができました。愛媛大学工学部の先生方、貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。
<実験テーマ>
① 発光ダイオード ② 浮体による流速の計測
③ 鋳造と付加製造 ④ スターリングエンジン
⑤ 水の熱容量の測定 ⑥ 銅精錬
⑦ 静止摩擦係数の測定 ⑧ 環境水中のCOD定量
⑨ 電気抵抗の測定 ⑩ 吸水性ポリマーの合成
2025年7月30日 by admin
「応用科学探究」で子規記念博物館と坊ちゃん劇場に行ってきました
〇日 時 令和7年7月30日(水)
〇場 所 子規記念博物館・坊ちゃん劇場
2年生の高大連携プログラム「応用科学探究」で子規記念博物館・坊ちゃん劇場を訪問しました。子規記念博物館では、子規の一生を動画で鑑賞したのち、学芸員の方から館内の展示物を細かく丁寧に説明していただきながら見学しました。
午後からは坊ちゃん劇場に場所を移し、「新鶴姫伝説」を観劇しました。劇団員の方の一生懸命な演技と歌唱に大変胸を打たれました。観劇後は劇団員の方との交流会と舞台裏の説明など、普段では味わえない坊ちゃん劇場を体験でき大変有意義な1日でした。
2025年7月29日 by admin
学校見学会で校内販売を行いました
〇日 時 令和7年7月28日(月)、29日(火)
〇場 所 本校1・2棟間の通路
〇対 象 農業クラブ本部役員
農業クラブ本部役員を中心に、学校見学会で校内販売を行いました。柑橘類のジュースやタマネギに加え、当日収穫した卵とミニトマトも販売しました。2日間を通して準備していた販売商品は、すべて完売となりました。お買い上げいただいた皆様ありがとうございました。生徒たちは、商品の見せ方や声かけに工夫を凝らし、充実した販売実習となったようです。これからも収穫したものは随時、2棟1階にて校内販売を行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2025年7月28日 by admin
理科部が県代表として全国高等学校総合文化祭自然科学部門に出場しました
○日 時 令和7年7月26~28日
○場 所 香川大学、高松中央高等学校
○対 象 理科部 3年 天野颯人
香川大学で行われた「かがわ総文2025」全国高等学校総合文化祭自然科学部門の研究発表会に、理科部で3年間研究に取り組んだ天野颯人さんが参加しました。昨年度、愛媛県の自然科学部門生物分野で最優秀賞に選ばれ、県代表としての参加です。2日間に渡って、各県の代表者が研究発表を行い、活発な質疑応答を行いました。2日目には秋篠宮皇嗣同妃両殿下が研究発表を視察され、貴重な経験になりました。3日目は記念講演の他、香川大学医学部での巡検研修で、ブタの肺を用いた人工呼吸、電気メスやマニピュレーター操作などの医療体験を行い、学び多い3日間となりました。