2025年8月4日 by admin
「微量化学物質の機器分析」を行いました
〇日 時 令和7年8月4日(月)
〇場 所 愛媛大学農学部三浦記念館
〇対 象 第2学年 講座選択生
愛媛大学大学院農学研究科の高橋真先生からご講義をいただきました。内容は、人工化学物質が私たちの生活に役立つ「光」の側面と、生態系に悪影響を与える「影」の側面をあわせ持つこと。化学物質によっては、生物種によって毒性が高くなる場合があること。有害性が低い物質でも、多量に取り込めばリスクが高くなること。さらに、夢の表面加工剤と呼ばれた「PFOS」「PFOA」にも高い環境残留性があり、水道水などを通じてヒトへの影響が懸念されていることなど、多岐にわたりました。その後、ガスクロマトグラフ質量分析装置や高速液体クロマトグラフ質量分析装置の見学を行いました。最後に、レイチェル・カーソン氏の「自然を支配するのではなく、自らを律していかなければなりません。この時代に生きる私たちは、自然に向き合う必要があります。」という言葉をご紹介いただき、心に深く残りました。愛媛大学は人工化学物質の最先端研究を行っています。今回の学びをきっかけに、ここで学びたいと考える生徒がさらに増えることを願っています。高橋先生、このたびはありがとうございました。