2022年7月12日 by admin
理科部が愛媛県「三浦保」愛基金の補助金を受けることになりました
〇日 時 令和4年度7月12日(火)
〇対 象 理科部
この度、理科部が令和4年度愛媛県「三浦保」愛基金環境保全・自然保護分野の補助金をいただくことになりました。「三浦保」愛基金とは、三浦工業株式会社創業者のご遺志によって行われた県への寄附を原資として創設された「環境・自然保護」と「社会福祉分野」を対象とする公募助成事業です。この助成をいただくことになりましたので、理科部ではこれまで着手できていなかった、希少種マツカサガイ・ヤリタナゴの直接的な個体数回復・生息分布域拡大の取り組みを、この夏から開始します。これまでに理科部で開発してきた全国初のいくつかの技術を用いて、目前に迫った県内絶滅を回避したいと思います。今年の取り組みの成否が分かるのは3~4年後です。今後も愛媛県の小川に、貝や小魚が当たり前のように住みつづけることができるよう、関係各所と連携して取り組んでいきます。
2022年6月16日 by admin
理科部が第17回高校環境化学賞で最優秀賞(松居記念賞)と奨励賞を受賞しました
〇日 時 令和4年6月16日(木)
〇場 所 富山県国際会議場
〇対 象 理科部(相原光希・渡壁希美、中村柑南・渡壁咲希・高尾実里、村上陽向・近藤百々花・松本麗)
環境化学物質3学会の合同大会が4日間にわたって富山県国際会議場で開催され、その中で高校環境化学賞という、高校生対象の科学研究コンテストが開催されました。これは、全国からエントリーのあった科学研究論文を、学会賞受賞研究者らが査読・得点化して上位3作品を選び、その3チームがポスター発表による最終審査で最優秀賞(=松居記念賞)か優秀賞かを競うものです。今年度はその3校に加え、計11校が富山でポスター発表を行いました。発表当日は、発表開始1時間以上前~発表1時間後まで、研究者による質問や議論が絶え間なく続く白熱したものとなりました。最終審査をうけた理科部酢酸菌セルロース研究班の相原さん、渡壁さんが最優秀賞(松居記念賞)を受賞しました。また、マツカサガイ保全研究班、プラガールズが奨励賞を受賞しました。
2022年6月7日 by admin
理科部の絶滅危惧種保全活動が研究助成を受けることになりました
〇日 時 令和4年6月7日(火)
〇対 象 理科部、課題研究理学部理学科生物コース
理科部では、絶滅危惧種マツカサガイの保全活動に力を入れて取り組んでいます。マツカサガイとヤリタナゴは、愛媛県で絶滅するといわれる生き物のうち、最も緊急性が高く、対策が急がれる生き物です。なぜ今、こうした水生生物が絶滅の危機に瀕しているかというと、戦後行われてきた新しい農業や農地のあり方が県全域、全国、世界に広がり、限界を迎えようとしているからです。同じ課題を、他県や他国も抱えています。
環境の保全というのは、一筋縄ではいきません。実験室の活動だけでも、会議室だけでも、フィールドワークだけでもいけません。今年度は本校が飼育・実験の拠点となり愛媛大学卒論生、大学院生とともにフィールドワークも強化しています。愛媛大学理学部・工学部の研究者、NPO西条自然学校、愛媛県自然保護課、生物多様性センター、国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所、地域住民などと協働して様々な課題を1つずつ解決し、愛媛からこれらの生き物が消えることがないよう取り組んでいきます。こうした活動が評価され、令和4年度の公益財団法人河川財団河川基金の支援をうけることになりました。
2022年5月28日 by admin
生徒会の協力で理科部プラガールズの全国ニュースが収録されました
〇日 時 令和4年5月28日(土)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向 松本麗 近藤百々花
0 生徒会 3年 露口真大 露口義将 近藤緋音 宮脇和希 古川ゆい 山中優翔
〇場 所 校内
TBSで全国放送されている朝のニュース番組「THE TIME」内の「全国!中高生ニュース」(2分枠)で、理科部プラガールズが紹介されることになりました。この番組は、中高生が自校の話題を自ら取材して報告するという形式になっているため、テレビ局のスタッフからの指示をリモートで受けながら生徒が撮影します。
5月28日、生徒会3年生チームの協力を得て収録が行われました。生徒会長・露口真大さんをリポーター役に、露口義将さん、近藤緋音さん、宮脇和希さんが3台のカメラを受け持ち、古川ゆいさんと山中優翔さんがテレビ局のスタッフからの指示を中継するアシスタントを務めました。プラガールズの研究を紹介するだけでなく、本校ならではの学校のようすも収録されました。テレビ局のスタッフからは、本校生徒の動きがとても素晴らしいと褒めていただきました。放送は6月7日午前6時45分頃の予定です。
2022年5月27日 by admin
理科部プラガールズがきらめき松山市民賞を受賞しました
〇日 時 令和4年5月27日(金)
〇対 象 2年 村上陽向、松本麗、近藤百々花
〇場 所 体育館(教室へ配信)
5月27日の朝礼に野志克仁松山市長が来校され、「きらめき松山市民賞」が授与され、お祝いの言葉をいただきました。これは、北海道大学主催「海の宝アカデミックコンテスト」2年連続入賞(2020年最優秀、2021年優秀)、昨年度の「第4回グローバルサイエンスアワード夢の翼」文部科学大臣賞、「第7回全国ユース環境活動発表大会全国大会」国連大学サステイナビリティ高等研究所所長賞などの受賞に対して顕彰されたものです。この模様は愛媛CATVとあいテレビに取材され、プラガールズの生徒たちのインタビューとともに夕方のニュースで報道されました。また、7月の松山市広報にも掲載されます。
さらに、松山市環境部が主催する「まつやま環境フェア」への協力を依頼されました。ステージでの環境啓発イベントを任されることになりそうです。
2022年5月21日 by admin
理科部が生物系三学会中国四国地区大会高校生ポスター発表で最優秀賞・優秀賞を受賞しました
〇日 時 令和4年5月21日(土)
〇場 所 Web上(Linc Biz、Zoom)
〇対 象 理科部(3年 中原優菜、2年 渡部亜弥、村上陽向、松本麗、近藤百花)
(公社)日本動物学会・(公社)日本植物学会・(社)日本生態学会の3学会が合同で開催する生物系三学会中国四国地区大会島根大会2022の中で開催された高校生ポスター発表(生態分野)に理科部から2つの研究班が参加・発表しました。その結果、酢酸菌進化班が最優秀賞:発表タイトル「江戸から令和で生じた酢酸菌の進化~半年で再現してみた~」を受賞し、プラガールズが優秀賞:発表タイトル「バクテリアによる海洋マイクロプラスチック汚染解決に向けて」を受賞しました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から遠隔開催となった島根大会でしたが、31チームの高校生が参加する、にぎやかな発表会となりました。
2022年5月20日 by admin
理科部プラガールズが国際シンポジウムで発表しました
〇日 時 令和4年5月20日(金)17:00~19:00
〇場 所 Zoom
〇対 象 松本麗 近藤百々花 村上陽向
環境省・国連大学サステイナビリティ高等研究所・GEOCが共催する「国際生物多様性の日2022シンポジウム」のパネリストとして、理科部プラガールズが「マイクロプラスチック解消の取組」について発表しました。発表は日本語で7分間でしたが、英語同時通訳で世界に向けて発信されました。また、スライドの日本語には英語のルビを付けるなどして外国の方にも伝わる工夫をしました。
シンポジウムは大岡敏孝:環境副大臣の開会挨拶とエリザベス・マルマ・ムレマ:国連生物多様性条約事務局長のビデオメッセージの後、武内和彦:東京大学未来ビジョン研究センター特任教授とナタリア・アレクセーエフ:国連食糧農業機関リーダーからの基調講演があり、パネリストから5件の発表が行われました。プラガールズ以外のパネリストは、高橋久:河北潟湖沼研究所理事長、ジャックリーン・エンバワイン:A Rocha Ghanaモニタリング評価報告部長、ブリタニー・フェルメーレン:西シドニー大学RCE、谷貝雄三:環境省生物多様性主流化室長と、世界の第一線で活動されている方々でした。発表の後、柳谷牧子:モデレーターから質問が出され、それに応える形で情報交換が行われました。プラガールズの発表は海外の発表者からも高く評価していただけました。最後に山口しのぶ:国連大学サステイナビリティ高等研究所所長の閉会挨拶で2時間のプログラムが終了しました。
発表のようすは愛媛新聞の取材を受け、近日中に記事として掲載される予定です。また、プラガールズの生徒たちは、国連大学が7月下旬に東京で開催する環境保全の国際会議に招待されることになっています。
2022年5月19日 by admin
理科部の希少生物保全活動の様子が朝日新聞に掲載されました
〇日 時 5月19日(木)
〇場 所 東予地方
〇対 象 理科部員、愛媛大学生、愛媛大学大学院生
理科部では、愛媛県の希少野生動植物に指定されている生き物の保全活動に取り組んでいます。今朝の朝日新聞には、理科部生徒が地域の方々とともに農地の水路清掃を行う様子が紹介されました。清掃活動後には、愛媛県でこの水路にしか生き残っていない絶滅危惧種に関する情報を楽しくまとめた理科部作成の漫画を地域の方々、ともに活動した大学生、大学院生、NPOの方々、衛生環境研究所の方々、農林水産省関係の方々に配布するとともに、実物を見ていただきながら希少生物の説明をして保全意識向上に努めました。その後は、調査とともに水路周辺のゴミ拾いをして学校に戻りました。この活動は、今年度から愛媛県の保全事業として開始されることが5月13日の県報により報じられたばかりです。今年度からは新入部員、大学生、大学院生も活動に加わって、活動を拡充させていきます。