2023年5月8日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
〇日 時 令和5年5月8日(月)6・7限目
〇場 所 4棟4F多目的室
〇対 象 第1学年
〇講 師 愛媛大学法文学部人文社会学科 今泉 志奈子 先生
6・7限目に実施された産業社会と人間のテーマは「言葉の不思議と楽しみ~大学での学び、その先にあるもの~」でした。愛媛大学法文学部人文社会学科の今泉志奈子先生に、人間にしか置き換えられない言語の不思議と楽しみ、言語学からの日本語と英語の違いについて講義していただきました。
例えば、「日本語は口だけの息で発音できるが、英語はお腹からの息で発音する言語である。また日本語は『目は口ほどのものを言う。』と言われているように、日本の絵文字は口の形は同じで目に表情をつけているが、英語圏では目は同じで口の形で表情を表している。日本語は役割のある言語だ。」このように、二つの言語の違いをお話していただきました。
また先生お勧めの言語が学べる国や、外国語の勉強方法、さらには先生の職場、人文社会学科ではどのようなことを研究しているのかを教えていただきました。
生徒たちは言語についての新しい発見に、将来の自分にどのように生かしていこうかと目を輝かせていました。
2023年5月8日 by admin
理科部が地域の水路清掃と絶滅危惧種マツカサガイ保全に貢献しました
〇日 時 令和5年5月上旬
〇対 象 理科部員・理科部卒業生・愛媛大学生・大学院生・大学教員、
0 生物多様性センター職員、NPOスタッフ、地域の方々など
連休中、今年度も地域の水路清掃に理科部員が参加して、水路清掃のお手伝いをした後に、絶滅危惧種マツカサガイの調査・保全活動を行いました。天気予報通りの雨のおかげで、顔の泥と汗も流れ落ちてくれました。今年度は東予地域、中予地域の水路清掃のお手伝いをしていますが、参加者は高齢の方ばかり。今後持続していくには、中・高・大学生の力が必要ではないでしょうか。
県の希少野生動植物種マツカサガイですが、田植え前の清掃活動によって生息個体全体の少なくとも25%が毎年死んでいたと理科部では見積もっています。理科部の参加で、今年度も1個体も死なせることなく水路に戻し、希少生物のことを地域の方々に知っていただくことができました。環境や生物保護には、調査・啓蒙活動だけでなく、具体的な保全活動が欠かせません。理科部では今後も目の前の貝の命と環境を守りつつ、貝の寿命(マツカサガイの寿命は20年以上)がくるであろう15年後まで、この清掃と調査を継続し、生息個体の数、大きさ、齢構成がどのように変化していくか追跡します。