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SDGs伊豫学の授業を行いました

2021年6月21日 by admin

SDGs伊豫学の授業を行いました

○日 時    令和3年6月21日(月)6・7限
○場 所    各教室(オンライン授業)
○対 象    1学年全員
○講 師    愛媛大学宇宙進化研究センター 清水徹先生

 本日は「宇宙天気予報」というテーマで清水徹先生にオンラインで講義をしていただきました。
 宇宙進化研究センターには大規模構造進化部門、ブラックホール進化研究部門、宇宙プラズマ環境研究部門があり、それぞれどのような研究が行っているかについてお話をしていただきました。その中でも、本日は宇宙プラズマ環境研究部門で行われている研究について詳しくお話しいただきました。
 太陽の活動は1600年くらいから観測されており、可視光で見ると白いけれども、45億年爆発し続けていて、大体11年周期で活動が活発になったり落ち着いたりしているそうです。宇宙天気予報の研究では、太陽の表面爆発の予測をするための太陽の研究、太陽からの爆風が地球を直撃するかどうかを予測する研究、直撃したら地球にどのような影響があるかを予測する研究が行われていることも分かりました。身近な愛媛大学のキャンパスでこのような壮大な研究が行われていることに驚きました。
 地球環境は現在、奇跡的に絶妙なバランスで保たれており、長い宇宙の歴史から見るとほんの一瞬の安定な環境かもしれず、当たり前のように享受している地球上での生活の有り難さを改めて感じました。また、清水先生は「生きていくことは競争だがそれだけではない」、ということも繰り返し伝えてくださいました。難しい内容ではありましたが、宇宙の中に自分たちは存在していて、この絶妙なバランスを崩さないよう私たちは努力しなければならないと再確認できました。

 

理科部の研究対象とする希少野生生物に対して、愛媛県の保護管理事業計画が告示されました

2021年6月21日 by admin

理科部の研究対象とする希少野生生物に対して、愛媛県の保護管理事業計画が告示されました

〇日 時    令和3年6月21日
○場 所    愛媛県報
○対 象    愛媛県民

 理科部では、マツカサガイという淡水性大型二枚貝の保全活動に取り組んでいます。私たちの活動目標が、愛媛県報第210号にて愛媛県告示第729号、730号、731号として登載されました。
 かつては小さな河川で暮らしていたこれらの貝は、現代ではそのほとんどが改修された農業用水路に生息するようになりました。これらの保全は近年海外でも注目され、盛んに研究されるようになってきましたが、我が国ではあまり盛んとはいえません。餌や飼育方法が未だ不明なことや、貝の寿命が30年から種によっては130年程度と長いために、その危機的状況に気が付くのが遅れたのも原因の一つです。小さな淡水魚であるタナゴ類は生きた大型二枚貝に産卵するため、貝が絶滅すると全てのタナゴ類も絶滅します。一方、ふ化した二枚貝の幼生は、ふ化直後に必ずハゼの仲間に寄生しなければ、稚貝になることができずに死んでしまいます。戦後進めてきた水路の改修事業は、こうした生物同士のつながりに配慮したものではなかったため、令和の時代になって地域絶滅として現れ始めています。理科部では今回告示の目標・計画に対して具体的な調査・研究・技術開発を行い、その成果は愛媛県や愛媛大学を初めとする関係諸機関と共有されます。これらの目標を達成し、最終的には我が国の河川や農業用水路の改修、魚類の移動に対する認識のあり方を変えるため、理科部の研究は続きます。

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