学長挨拶/学校長挨拶

附属高校の教育理念は、「『学びに対する高いモチベーション』『地域を担う意欲』とそれを支える『確かな学力』を育て、『生きる力』を培うこと」です。そして、「自ら課題を見つけ、学び、考え、主体的に判断して問題を解決することのできる生徒の育成」を教育目標としています。これらの理念、目標を実現させるために、附属高校では総合学科制を採用し、幅広い教育を実践しています。また、附属高校の大きな特徴の一つとして、総合大学である愛媛大学との連携があります。1年次から3年次まで実施される高大連携プログラムでは、自分の興味・関心・進路希望に応じて、取り組む課題を見つけます。そして、関係する学問・研究領域と直接触れ合い、大学教員の指導を受けながら、課題を解決する資質や能力を身につけていきます。

東日本大震災の時に、「想定外」という言葉が使われました。そして、東日本大震災以降も、豪雨災害やコロナ禍など、経験したことのないような事態が相次いで起こっています。皆さんには、附属高校での学びを通じ、新たな事態を「想定外」として受け止めるのではなく、「想像の範囲内だった」と言えるような人間に育って欲しいと考えています。

附属高校で、多くのことを学び、さまざまな課題に取り組んでください。きっと、附属高校での学びが、「自立した個人として生き抜く力」を培うことに繋がるはずです。頑張りましょう。

現在、グローバルに人、物、情報などが実体の有る無しを問わず行き来し、変化の激しい予測困難な時代となっています。現実世界の多様で複雑な課題は、文系や理系の発想などに基づく単純な解決や二者択一的な考えで解決できるものではありません。解決のためには、文理融合、領域横断的な学びを通して様々な立場や考えを理解し、いろいろな対立関係に注目しながら、「調整できる感覚」を持つことが重要です。
愛媛大学附属高等学校は総合学科の学校であり、様々な学問分野を文系・理系の隔てなく学習でき、いろいろな学びを結びつけることができます。
教育プログラムとして、生徒の個性と進路を最適化する4つの系列-生命科学・物質科学・教養文化・社会文化-が用意され、SDGs達成を目指した文理融合型の新しい内容を取り入れると共に、地域の関連企業や世界的に活動するNPO等とも連携しながら教育を行っています。また、学校の前身が農学部附属であったことから、農業実習を体験しながら汎用的な能力を育み、全人的な成長を図っています。
愛媛大学教員を中心としたオムニバスによる地域学「SDGs伊豫学」、附属学校園の幼児・児童・生徒や愛媛大学留学生との交流、他校や地域の方々との交流、海外協定校との交流、海外研修、愛媛大学教員から直接指導を受けてまとめる「課題研究」、愛媛大学の授業を大学生と一緒に受講する「リベラルアーツ」など、高校の枠をこえ、各分野の専門家からの「本物の学び」を通して一層統合的な方法で考え行動することも学びます。
本校は、令和2年度より、文部科学省の「WWLコンソーシアム構築支援事業」に採択され、「カリキュラム開発拠点校」の指定を受けました。四国では本校が唯一の拠点校です。加えて、令和3年度より、文部科学省「研究開発学校」の指定を受け、個の特異な才能を見出す包摂的なテーラーメード型教育を開発します。国内外の教育機関等との連携・交流を促進し、国際通用性のある豊かな教育を展開し、地域における中等教育の国際拠点を目指しています。
愛媛大学附属高等学校は、「本物の学び」がある学校です。必ずしも文系、理系に秀でる必要はありません。文系、理解の発想を結びつける「人を生かす」人材の育成を目指す学校です。「調整できる力」「結びつける/関連づけることができる力」を大切にし、人とのつながり、社会とのつながり、世界とのつながりについて学んでいきましょう。

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