
2025年10月29日 by admin
グローバル・スタディーズⅠの授業を行いました
○日 時 令和7年10月29日(水)
○場 所 大講義室
○対 象 第2学年
○講 師 愛媛大学環境ESD 小林 修 先生
本日のグローバル・スタディーズⅠでは、愛媛大学の小林先生をお迎えし、「環境教育」をテーマに、「ウェルビーイング」、つまり「自分が幸せになる」ためにどのように生きていくか、そして社会には何が必要なのかについて講義をしていただきました。ウェルビーイングを達成するための要素として、誰もが持っている「時間資本」、他者から信頼される知識やスキルといった「人的資本」、人とのつながりやネットワークなどの「社会資本」、そして「金融資本」の4つを紹介していただきました。さらに、SDGsの17の目標は、ウェルビーイングを達成するための理想的な順序で設定されていることも教えていただきました。また、地域紛争や気候変動が話題となる現在において、貧困や抑圧、差別といった構造的暴力のない状態である「積極的平和」の重要性についても説明していただきました。その後のグループワークでは、模造紙に日本を中心とした世界地図を描き、提示された商品がどのような原料から作られ、どこで生産され、どこに集積しているのかを各グループで考えました。活動を通して、私たちが日々消費している製品は多くの国々で作られていることを再確認し、日本だけでは現在の生活が成り立たないこと、そして「使う責任」の大切さを実感しました。今回の講義を通して、「幸せ」になるために自分たちは何をすべきかを考える貴重な機会となりました。