
2025年10月27日 by admin
第8回Eカフェを開催しました
〇日 時 令和7年10月27日(月)
〇場 所 ワークショッププレゼンテーションルーム
今回は、インドネシア出身で愛媛大学に留学中のジェーンさんによる、「バティック(ろうけつ染め技法)の美」をテーマとした英語でのプレゼンテーションが行われました。ジェーンさんは、橙色で刺繍が施されたブラウス「ケバヤ・エンシム」と、カウウン柄を主体とした茶色のスカートの伝統衣装バティックを着用されていました。バティックとは、布地に溶かしたろうで模様を描き、染色後にろうを熱湯で溶かして落とすことで模様を浮かび上がらせる染色技法です。手描きによる「バティック・トゥリス」と、銅製のスタンプを用いる「バティック・キャップ」の2種類があり、それぞれに独自の魅力があります。模様にはそれぞれ意味があり、パラン柄は勇気と力、カウウン柄は誠実さと調和を象徴します。さらに、雲の形をしたメガ・メンドゥンは忍耐を、シドムクティは幸福と繁栄の象徴として、結婚式などで用いられるそうです。生徒たちからは、「手作業で難しそう」「ろう染めに興味がある」「自分でデザインしてみたい」といった声が寄せられ、桜や月をモチーフにしたアイデアも飛び出しました。伝統技法への関心が高まり、文化交流の素晴らしさを実感するひとときとなりました。