2025年9月18日 by admin
グローバル・スタディーズⅠの授業を行いました
○ 日 時 令和7年9月18日(水)6・7限
○ 場 所 大講義室
○ 対 象 第2学年
○ 講 師 愛媛大学 宇宙プラズマ環境研究部門 宇宙進化研究センター 清水 徹 先生
今日のグローバル・スタディーズⅠは、「宇宙の謎:深宇宙探査機のはなし」と題して、清水 徹先生にご講演をいただきました。今回は「ロケットと探査衛星の仕組みからミスしない仕事(勉強)の進め方を考える」をテーマに掲げられました。先生は、神奈川県の宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所で科学探査衛星の管制業務に従事されていた関係から、映画にもなった「はやぶさ」についてお話をされました。ロケットは運動量保存則に従い、燃料噴射の「反動(反作用)」で飛んでいる。スペースシャトルのように、多段ロケットは打ち上げの効率を図っている。探査機は、太陽電池を充電可能にする危険回避のための自動制御モード(セーフホールドモード)を有している。さらに、「あかつき」を金星の軌道に投入失敗した事例などをもとに、なぜ失敗したかを振り返り、対策を考えることの大切さをお話になりました。休憩後、事前課題として提示されていた「誰でもミスはしますが、どのようなときに、どんなミスをしますか? あなたにとって日常生活でミスしないための工夫はありますか?」について話し合いました。生徒からは様々な意見が出て、人間は必ずミスをする、人と関わってチェックする、忘れないような工夫をする、いろいろな角度から見つめてみるなど、日常生活の中で工夫できることがあると改めて考えることができました。ご多用の中、清水 徹先生、ありがとうございました。