2023年5月29日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和5年5月29日(月)6・7限目
○場 所 多目的室
○対 象 第1学年 123名
○講 師 愛媛大学医学部 薬師神 芳洋 先生
6・7限目に愛媛大学医学部の薬師神芳洋先生から、『「がん」とは何だろう?~原因と遺伝子 そして治療について~』をテーマに講義をしていただきました。薬師神先生は内科の先生で、がんの治療に取り組んでおられます。
はじめに、愛媛大学医学部・附属病院の紹介・説明をしていただきました。その後は、「健康寿命とは何か?」「がんの印象は?」「染色体とDNAの関係は?」「がんの治療にはどんなものがあるか」等々、質問をされ、生徒に一つ一つ考えさせ、答えさせながら、お話を進めていただきました。また、ご自身のエピソードを交えた楽しいお話もたくさんしていただきました。
薬師神先生は、なぜがんになるのか。原因は3つある。1つ目は「環境」で、タバコと食生活等が影響している。特に、がんになる原因の2・3割はタバコである。2つ目は、「感染」で、例えば、パピローマウイルスに感染すると「子宮頸がん」などの「がん」になる。しかし、予防(ワクチン)接種をすると発症率は0になる。3つ目は「遺伝」で、生まれつきがんが起こりやすい体質もある。がんは遺伝する可能性もあると教えていただきました。
しかし、がんの一部は予防できる。これがとても重要。特に「環境」「感染」が原因のがんは予防できる。自分自身がタバコを吸わない。予防接種を打つ。がん検診等での早期発見も大切である。また、最近は遺伝子を調べることで新たな治療をしている等々、力強いメッセージをいただきました。
生徒の感想の中には、「私が一番気になったのは、がんが起こる要因としてタバコの割合が一番高いということです。私のお父さんは喫煙者なので、自分が受動喫煙者にならないよう気を付けます。また、お父さんが健康で生きられるように、タバコをやめるよう説得したいと思いました。」「これからはがんになるのはしょうがないと思わず、喫煙をしない、予防ワクチンを打つ、生活習慣を整えるなどの予防をしっかり行って、がんにならないように気を付けようと思いました。」といった、がんを予防していこうという感想が多くみられました。
薬師神先生、本日は楽しく有意義なお話をしていただき、大変にありがとうございました。
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