2025年7月7日 by admin
第1回「Eカフェ」を開催しました
〇日 時 令和7年7月7日(月)
〇場 所 ワークショッププレゼンテーションルーム
今回は、インドネシア出身で愛媛大学の留学生であるジェーンさんと、愛媛大学附属高校を訪問中だったアメリカ出身のカオリ・ハリスさんの2名に、それぞれの国や出身地について紹介していただきました。
インドネシア出身のジェーンさんは、日本と似た配色のインドネシア国旗について、赤は「勇気」、白は「平和」を表していることや、インドネシア語は26文字のアルファベットを用いるため覚えやすいこと、またインドネシアは雨が多い国であることなどを紹介してくださいました。また、昨年から始まった筑波大学附属坂戸高校主催のインドネシア研修の中に、ジェーンさんの出身大学の訪問も含まれており、研修に参加予定の生徒たちと笑顔で話す様子がとても印象的でした。
アメリカ出身のカオリさんは、ご家族の紹介や、クリスマスの時期に近所の家々がライトアップされる様子、さまざまな食べ物の紹介、そして7月4日の独立記念日「4th of July」のお祝いの風景写真などを交えて、わかりやすく紹介してくださいました。生徒たちも画像を見ながら、時折驚きの声を上げていました。
質疑応答の時間には、高校生たちが恥ずかしそうにしながらも思い切って手を挙げ、英語で一生懸命質問する姿がとても印象的でした。
2025年7月7日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
〇日 時 令和7年7月7日(月)6・7限目
〇場 所 多目的学習室
〇対 象 第1学年
〇講 師 愛媛大学長 仁科 弘重 先生
本日の「産業社会と人間」の授業では、愛媛大学長を講師にお迎えし、「社会システムの再構築に参画しよう」という演題で講演をしていただきました。講演では、世界競争力ランキングにおける日本の順位の低下や、OECD諸国の中でも最下位に位置する一人当たり労働生産性の問題など、日本が抱える深刻な社会的課題について、データをもとにわかりやすく解説いただきました。また、日本は人口100万人あたりの修士号以上の取得者数が他国と比べて低水準であり、OJT以外の人材投資や成人の学び直しの機会も乏しい現状が示されました。さらに、教育への公的支出の少なさや、私費負担の高さといった高等教育の課題も挙げられました。特に、急速な少子化の進行により、日本は「初めて人口が減る社会」を迎えており、その中で私たちがどう生き、学び、支え合っていくのかが問われていると説明いただきました。学長は、地方の国立大学としての役割や、人生100年時代における学びの重要性、そして地域と大学の関わりについても語られ、生徒にとって自らの進路や社会との関わりを考える貴重な学びの場となりました。