
2025年12月3日 by admin
農産物販売の紹介(12/3)
◯日 時 令和7年12月3日(水)
◯場 所 2棟1階 アイフ青空市場
農産物販売についてお知らせします。
・柑橘類のジュース(MIXジュース、イヨカン、河内晩柑、有機レモン)
・各種野菜(ミニハクサイ、キャベツ、リーフレタス、ダイコン、カブ・・・)
・米(ニコマル) ※エコえひめ認証
・温州みかん(宮川早生)
・甘柿(富有柿)
12月に入り、本校で育てている農産物も収穫の時期を迎えています。最近は寒さが増してきましたので、冬野菜をしっかり食べて、風邪をひかないよう気をつけたいですね。1年生が収穫した宮川早生も販売しており、富有柿も甘くてとてもおいしいです。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
2025年12月3日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和7年12月3日(水)6・7限目
○場 所 多目的教室
○対 象 第1学年
○講 師 愛媛大学教育学部 井上昌善 先生
本日は、教育学部の井上昌善先生から、「愛媛の歴史」をテーマに、地域教材・授業づくりを進める際のポイントや思考を深めるための方法についてご講義をいただきました。「いきなりですが!!みなさん恋をしていますか!?」という先生の予期せぬ問いかけに、その場の雰囲気が活気づきました。そして、初恋という言葉を使って皆で疑問文を考え作りました。「初恋はいつ」、「初恋の相手は誰」、「どこで出会ったの」、「初恋って何色」、「どのように始まったの」など、5W1Hで思考を深め、考えたことを表現することが大事であること、また、これらの問いを例にして、子どもの『思考の深まり』(授業実践の発問設定の順序)と教師による『教材研究』(授業開発の発問設定の順序)の問いの構造が逆になるということも教わりました。後半は、地域教材を取り扱った歴史授業の事例として、道後温泉の改修事業について、お話をしていただきました。1894年に道後温泉本館を建築した伊佐庭如矢は、「なぜ道後温泉を回収しようと思ったのか」、「道後温泉をどのように新しくしたのか」、「改修によって人々の生活にどのような影響があるのか」、「改修の決定はどのように行われたのか」、「建設費用はどうやって集めたのか」、これらの自分の考えた意見をより説得力のある意見にするために、「当時の社会の様子」、「集客のための取組」、「改修による地域への影響」、「計画を伝えるための方法」、「町民は協力してくれたのか」を資料を基に理解し考えていくことの重要性を教えていただきました。地域教材・授業づくりのおもしろさを考えることができました。他にも、多面的多角的に考えることや学び方をメタ認知から考えることの大切さなどを教えていただきました。井上先生、本日は楽しく実りあるお話をたくさん聞かせていただき、誠にありがとうございました。
2025年12月3日 by admin
グローバルスタディーズⅠの授業を行いました
○ 日 時 令和7年12月3日(水)6・7限
○ 場 所 大講義室
○ 対 象 第2学年
○ 講 師 愛媛大学農学部 杉元宏行 先生
今日のグローバル・スタディーズⅠでは、「私のキャリアパス 木材研究のグローバル展開」というテーマで杉元先生にご講演いただきました。初めに、昨今の生成AIを活用する際に求められる「課題設定能力」を養うことを目的として、「あなたが考える課題を教えてください」という問いが提示され、講義に取り組む姿勢についてお話をいただきました。
講義ではまず、木材化学がどのように環境問題の解決に貢献し得るのかについてご説明いただきました。木材化学が関わる社会課題として、SDGsを踏まえた地球温暖化の問題が取り上げられました。地球温暖化については懐疑的な意見を持つ人もいることに触れつつ、日本や諸外国のエネルギー事情、さらにパリ協定などで示されている試算を基に、科学的根拠から地球温暖化が現実に進行している問題であることを丁寧に示していただきました。
続いて、このような課題に対して木材化学がどのような形で貢献できるのかをご紹介いただきました。日本では木材を十分に活用しきれていない現状があり、その要因の一つとして「職人技を上回る技術の確立が難しい」点が挙げられました。しかし近年は、杉元先生をはじめとする研究者や企業の努力により木材活用が進んでおり、大阪・関西万博で大屋根リングが木材で製作されるなど、木材が新たな可能性を広げていることを知ることができました。
最後に、講義の冒頭で出された課題に立ち返り、今回の内容を踏まえてどのような課題意識を持つべきかについてご助言をいただきました。学校の課題や松山市の課題、日本が抱える課題など、身近なものから大きな社会課題まで自ら設定し、課題を起点として物事を考えていく力を身に付ける必要があることを学びました。