2022年12月3日 by admin
理科部プラガールズが内閣総理大臣賞を受賞しました
〇日 時 令和4年12月3日(土)9:00~16:30
〇場 所 東京都・毎日ホール(毎日新聞社内)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 門田未来 廣江実采 蔵野美結
12月3日に東京の毎日ホールで開催された「第11回イオンエコワングランプリ最終審査会」(イオン1%クラブ・毎日新聞社共催、内閣府・文部科学省・環境省後援)の研究・専門部門で理科部プラガールズが1位の「内閣総理大臣賞」を受賞しました。最終選考会には提出レポートによる一次選考・二次選考を通過した12校(普及・啓発部門と研究・専門部門に各6校)が出場し、本校からは2年の村上さんと近藤さんが参加して4分間の発表と7分間の質疑応答を行いました。発表会の後、審査結果が発表されるまでの時間を使って参加校によるSDGsのワークショップが行われ、意見発表の場が設けられました。
閉会式では、プレゼンターの環境副大臣・山田美樹衆議院議員から「内閣総理大臣賞」の賞状と副賞の目録(50万円)を授与されました。賞状は厚手の大型和紙に墨書された立派なもので、受賞の感想を求められた村上さんが賞状を触りながら「すごい紙ですね」と言って会場の笑いを誘いました。副賞は今後の研究費として有効に活用します。
2022年12月3日 by admin
理科部が研究者の鯨類解剖の様子を見学しました
〇日 時 12月3日(土)
〇場 所 愛媛大学 es-BANKなど
〇対 象 理科部
愛媛大学沿岸環境科学研究センターが生物環境試料バンク(es-BANK)で収集している数多くの鯨類の解剖が、3日間にわたって愛媛大学で行われました。国立科学博物館や全国の大学の研究者・学生が一同に介して、解剖技術や標本作製についての情報共有、サンプル収集が行われていたのですが、その様子を理科部生徒も見学させていただきました。es-BANKは、世界に類のない生物環境試料バンクで、50年前からの様々な環境試料・野生生物資料が保存されているため、人類が過去の地球環境を知るために、現在も将来も非常に重要な試料保管庫です。今回は、鯨類の解剖の様子だけでなく、多くの研究者が協働で作業し、議論している様子を体験することができ、刺激的な1日となりました。
2022年11月29日 by admin
【理科部】プラガールズが伊予銀行環境基金「エバーグリーン」に採択されました
〇日 時 令和4年11月29日(火)贈呈式
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、松本麗、近藤百々花
0 1年 門田未来 廣江実采 蔵野美結
理科部プラガールズが公益信託 伊予銀行環境基金「エバーグリーン」(三井住友信託銀行)に採択され、11月29日に東京第一ホテル松山で贈呈式が行われました。来年8月にかけて活動支援金50万円が助成されます。
この基金は「美しい自然を守り、快適な地域環境を創造する活動を支援し、もって愛媛県内の自然環境および豊かな生態系の保全の役に立つことを目的」として2008年に設立されたもので、今年は13団体が選ばれました。これから愛媛県の環境保全のための調査・研究・啓発活動の予算として有効に活用していきます。
2022年11月19日 by admin
【自然科学部門】高文祭に出場しました
○日 時 令和4年11月19日(土)
○場 所 愛媛県総合科学博物館
○対 象 プラガールズ2年:村上陽向 近藤百々花
o プラガールズ1年:門田未来 廣江実采 蔵野美結
o 地学班 :中矢竜生
o 物理班 :村田朝陽 畠山羽雅
令和4年度第36回愛媛県高等学校総合文化祭自然科学部門発表会に、本校から4つの研究グループが出場しました。発表方法はポスターセッションで、発表時間4分、質疑応答時間4分で行われました。審査は研究内容や質疑応答などの観点で行われ、物理・化学・生物・地学の各分野において評価の高い2チームずつの計8チームが決勝に進出します。各グループの研究タイトルは以下のとおりです。
プラガールズ2年(化学分野)
「細菌由来の海洋生分解性プラスチックの実用化に向けて」
プラガールズ1年(地学分野)
「陸水から流入するマイクロプラスチックによる海洋汚染」
地学班(地学分野)
「絶滅生物における個体群動態の再現」
物理班(物理分野)
「モーゼ効果観察装置の開発」
ポスターセッションの審査の結果、上位8チームによる全国大会出場をかけた決勝にプラガールズ2年と地学班が進出しました。決勝は出場者全員が集うホールで行われましたが、どちらのグループも落ち着いた様子で発表を行うことができていました。また、発表を終えての安堵の表情が印象的でした。決勝審査の結果、最優秀賞にプラガールズ2年、優秀賞に地学班が選ばれ、どちらのグループも2023年7月29日〜31日に鹿児島県で行われる全国大会への出場権を獲得しました。全国大会に向けて今後も研究活動を続けていきます。高文祭での発表を通して、他校の先生方や生徒たちと活発な議論を行うことができ、どのグループも科学的な知見を広げる大変貴重な経験となりました。
2022年11月15日 by admin
理科部員が小学生対象の理科実験講座を行いました
〇日 時 令和4年11月13日(日)
〇場 所 生石公民館
〇対 象 小学生17名
〇参加生徒 理科部員
松山市立生石小学校「生石子どもいきいき教室」の一環として、附属高校理科部の生徒が講師となって小学3~6年生の児童を対象とした理科の実験教室を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、参加児童数を制限しての実施になりました。様々な溶液のpHを調べて暗号を解読する講座、音叉やグラスハープを使った音の仕組みを学ぶ講座、クイズ大会などを通して、小学校ではまだ学ばない理科の知識や、実験器具の正しい使い方、科学的なものの考え方を伝えることができました。小学生、高校生ともに、学びの多い1日となりました。
2022年11月11日 by admin
プラガールズが「海の宝アカデミックコンテスト全国大会」決勝に出場しました
〇日 時 令和4年11月5日(土)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
〇場 所 北海道大学水産学院(北海道函館市)
北海道大学と日本財団が主催する中高生の海の研究がテーマの「海の宝アカデミックコンテスト全国大会」の決勝に、理科部プラガールズが出場しました。昨年・一昨年も決勝大会に出場しましたがいずれもコロナ禍のリモート開催で、3年目にしてようやく北海道に行けました。今回は284のエントリーから12校が決勝に進み(マリンカルチャー部門とマリンサイエンス部門に各6校)、プラガールズはマリンサイエンス部門の四国・九州・沖縄地区代表として決勝に進みました。
発表テーマは「農業用・漁業用の産業系プラスチックによる瀬戸内海のマイクロプラスチック汚染対策」でしたが、北海道の審査員に瀬戸内海(閉鎖海域)の状況をうまく伝えることができないまま質疑応答が噛み合わない問答になってしまい、上位入賞は果たせず「ちょうちんあんこう賞」を受賞しました。サイエンス部門で優勝したのは中学1年生で(カルチャー部門の優勝も中学生)、あらためて「わかりやすい発表を、熱意を込めて伝える」ことの重要性を感じさせられました。
発表会の後は大学院生の案内で水産学部の施設や研究室を見学し、大学の先生の講演も聴くことができました。チョウザメ(キャビアの親)を触るという貴重な体験もできました。来年の上位入賞を目指して、これからも研究に取り組んでいきます。
2022年11月8日 by admin
「プラガールズマガジン」を「まつやま環境フェア」で配付しました
〇日 時 令和4年10月22日(土)・23日
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
〇場 所 アイテムえひめ大展示場
理科部のプラガールズが企画・取材・執筆を担当した「プラガールズマガジン」第1号が10月20日、日本財団「瀬戸内オーシャンズX」から発行されました。「瀬戸内オーシャンズX」は岡山・広島・香川・愛媛の各県庁も加わった瀬戸内海の環境保全プロジェクトです。プラガールズはその中の「海洋環境デザイン教育プログラム」に加わり、東京の「3710Lab」に所属する東京大学の先生からリモートで指導を受けています。その活動の一つとして、一般市民向けの環境啓発マガジンを発行しました。
10月22日(土)~23日(日)にアイテムえひめで開催された「まつやま環境フェア」(松山市主催)に出展し、来場した市民にマガジンを配付しました。環境フェアでは2日間のブース展示(対面説明あり)のほか、村上さんが司会進行を務める1時間のステージイベント「環境クイズ大会」も開催しました。クイズ大会の正解者には生分解性プラスチック製ボールペンを景品として用意しました。展示ブースでは熱心に質問してくださる市民の方も多く、充実した2日間になりました。
現在は、2月発行予定のマガジン第2号の企画・取材に取りかかっています。
2022年10月12日 by admin
理科部プラガールズが「坊っちゃん科学賞」で入賞しました
〇日 時 令和4年10月
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
理科部プラガールズが「第13回坊っちゃん科学賞 研究論文コンテスト」に応募した論文「調味料利用の細菌培養による生分解性プラスチックの経済的生産」で優良入賞をしました。このコンテストは東京理科大学が主催する論文審査によるもので、今年は224編の応募がありました。優良入賞は、決勝大会進出の優秀賞5編(数学・物理・化学・生物・地学の各分野から1編ずつ)に次ぐ入賞ブロックです。8月末に提出した論文の審査結果が今月上旬に届きました。
論文の内容は、高価な市販の培地の代わりに希釈した醤油に砂糖を添加した経済的な培地で細菌を培養することによって、細菌に合成させるPHB(ポリヒドロキシ酪酸:生分解性プラスチックの材料物質)の生産コストを1000分の1に低下させることに成功したという研究です。環境に優しい生分解性プラスチックは石油系プラスチックに比べて高価なことが欠点でしたが、その対応策として、栄養分の比率を変える「C/N比改変培養」をいろいろな条件で繰り返す実験での成果でした。しかし、石油系プラスチックとの価格競争力を考えるとあと1桁のコストダウンが必要なので、さらに研究を続けます。
2022年10月11日 by admin
理科部プラガールズが「まつやま環境フェア2022」に出展します
〇日 時 令和4年10月22日(土)・23日(日)開催
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向 松本麗 近藤百々花
0 1年 門田未来 廣江実采 蔵野美結
令和4年10月22日(土)・23日(日)にアイテムえひめ大展示場・FAZプラザで開催される「まつやま環境フェア2022」(松山市主催)にプラガールズが出展します。2日間の展示ブースでは、研究内容の公開、マイクロプラスチックの顕微鏡観察体験、環境意識アンケートなどのコーナーを設置します。また、22日(土)12:40~13:40はステージイベントを担当し、自分たちで考えた環境クイズ大会を行います。正答者への景品は連携企業から取り寄せた生分解性プラスチック製ボールペンです。
また、会場ではプラガールズも参画している「瀬戸内オーシャンズX」(日本財団主催)で発行した環境啓発マガジンの配付を行います。このマガジンはプラガールズの生徒たちが企画・取材・執筆に取り組んだ冊子で、今後も季刊で発行する予定の第1号です。プロのデザイナーや編集者も加わって見応えのあるものになっています。
ぜひ、会場にお越しください。
詳細はこちら(松山市HP)から
2022年10月6日 by admin
理科部プラガールズのインタビューが国連大学のHPに掲載されました
〇日 時 令和4年10月3日(月)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、松本麗、近藤百々花
令和4年2月に理科部で当時1年生の村上陽向さん、松本麗さん、近藤百々花さんの「プラガールズ」がオンラインで開催された「第7回全国ユース環境活動発表大会」(主催:環境省、環境再生保全機構、国連大学)で、「海洋性細菌を利用した海洋マイクロプラスチック汚染解消への挑戦」と題した発表を行い、「国連大学サステイナビリティ高等研究所 所長賞」を受賞しました。
3月に国連大学サステイナビリティ高等研究所の方々が来校されて、「第7回全国ユース環境活動発表大会」で発表した1年生3人と、卒業したばかりの初代プラガールズ3人へのインタビュー取材が行われました。今回、プラガールズをはじめ、部活動顧問、指導した大学教員、研究に協力した企業担当者等も含めたインタビューが、「多様なステークホルダーとの連携が、持続可能な開発目標(SDGs)に向けたユースの活動をいかに支援できるか」という視点で特集され、国連大学HPに掲載されました。(約18分)
生徒たちが海洋マイクロプラスチックの研究に取り組むようになった動機やコロナ禍で難しかった研究活動について、理科部顧問や大学の指導教員、企業担当者が指導方法や内容等を語り、国連大学サステイナビリティ高等研究所プログラムヘッドの竹本明生氏に高くご評価いただいています。高大連携・企業連携の好事例として紹介されていますので、ぜひご覧ください。