2020年4月13日 by admin
創立記念行事について
◎日 時 令和2年4月13日(月)
◎演 題 「留学を通して」
◎講 師 立川 昇嗣 氏
講師略歴:平成24年3月愛媛大学附属高等学校卒業(2期生)
大学在学中:ニューヨーク留学の他、米国・欧州・中東諸国歴訪、貿易活動等
大学卒業後:貿易会社を設立(日本代表・取締役)
現 在:愛媛県に戻り、営業職に従事
◎上記の日程で立川氏に講演していただく予定でしたが、新型コロナウィルス感染対策のため中止となりました。生徒・教職員にとって貴重な機会でしたので講演頂く予定だった概要を以下にご紹介します。
講演概要:
附属高校創立12周年、誠におめでとうございます。この度は、このような機会をいただくことができ、大変光栄に思います。
私は附属高校の2期生です。一昨年公演をされた作道さんや、そして横山先生の1年後輩にあたります。在校中は野球部に所属し、生徒会にも所属していました。在校中は、農業高校の名残もあり一般的な高校では体験できないようなことをたくさん経験させていただき、高校生活を通して学業だけでなく、様々な知見を得たり、自身の視野を広げたりする機会を得ることができました。
高校卒業後は、松山大学に進学しました。大学在学中は、アルバイトをしては長期の休みになる度にカバンを一つ担いで、何の計画もなしに様々な国に足を運んでいました。その中でも一番印象に残ったのはニューヨークです。4回生のタイミングで1年休学し、留学を行いました。帰国後、留学中にルームメイトであった友人とともに日本で会社を立ち上げ、2年半の間色々なビジネスに携わる機会を得ました。現在はそちらの会社を離れ、松山で営業職に就いています。
本日は、私が高校卒業後に経験したことの中から、特に「海外留学」を通して学んだことをお話しします。これは、私自身が早く知っておけば良かったと今になって感じていることなので、きっと皆さんのこれからにもすごく役に立つことだと思います。
一つ目は、留学をすることに満足しないということです。
大学在学中、私はいわゆる「意識高い系」を体現したような学生でした。単純に、大学在学中に留学をしている人はイケてるやつだと思っていたので、イケてるやつになるために留学をしました。
皆さんには、こういった安易な理由で留学をしてほしくはありません。なぜなら、理由がはっきりしていないと、「留学をしたこと」それ自体に満足してしまうからです。留学を通して何を経験したのか・学んだのかが重要です。決して、留学をすることがすごいことではありません。お金をかけて何かを学ぶために海外まで行くのですから、お金を無駄にせず、実りのある経験をし、自身の成長や将来につなげましょう。
そして二つ目は、知識を身に付けることの大切さです。
留学を考えているみなさんは、当たり前ではありますが、英語は必ず勉強しておきましょう。事前に勉強しておく量が多ければ多いほど、確実に意味のある留学につながります。なぜなら、留学を行えば必然的に蓄えた英語の知識を使う機会が多くなり、ある程度のレベルまではすぐに到達して、英語での会話もヒアリングも行えるようになるとされているからです私は、満足に勉強することができないまま留学してしまい、留学中にある一定のレベルまで達したときに、急に英語力が伸びなくなりました。留学する前にもっと勉強しておけば良かったと、今でも思っています。皆さんには、同じようなつらい思いはしていただきたくはありません。是非もう一度、自身の目指す職業や追究したい学問についてじっくりと考え、今できる学習に取り組み、知識を蓄えておきましょう。
最後に、繰り返しになりますが、留学をすることが大切なのではなく、留学で何を学びたいのか・何を経験したいのかがとても大切です。大切なことなのでもう一度書かせていただきました。この部分がしっかり理解できていれば、必ず有意義な留学になります。
この機会を通して、一人でも多くの方が留学興味を持ち、また様々なことに積極的にチャレンジしてみようと思えるきっかけとなることを願っております。
ありがとうございました。
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