2019年12月4日 by admin
伊豫学の授業を行いました
〇日 時 令和元年12月4日(水)5・6限
〇場 所 本校多目的学習室
〇対 象 1学年全員
〇講 師 愛媛大学社会共創学部文化資源マネジメントコース 槙林 啓介 先生
本日は『上島町における製塩の歴史と歴史遺産の活用』というテーマで、槙林先生に講義をしていただきました。最初に社会共創学部の紹介をされて、なかでも愛媛県内にある宮ノ浦遺跡に関する歴史的背景について詳しく紹介していただきました。上島町は鎌倉時代に東寺に年貢として塩を納めていたという記録が百合文書に残っており、それらの事実を裏付けるための発掘調査を現在も行っています。その発掘調査の写真や出土された製塩土器の実物等も用意していただき、興味を持って観察する生徒の姿がありました。また、当時の製法で製塩された塩の試食もさせていただき、五感を使って学習することができました。
遺産を発掘し再現することで、地域の遺産と認識され地域に還元されるという循環が生まれます。最後に、過去と現代をつなぐツールとして地域の伝統や歴史について考えてみました。生徒が住む地域にある伝統的・歴史的な何かはないか、また、それらを現在にどう生かしていくかについてグループディスカッションを行いました。戦争の遺産である防空壕や松山城・俳句などの文化的な歴史についての考えを発表していました。
最後に、歴史を紐解くにあたり、その起源はいつなのか、だれが関係しているのか、なぜそうなったのかなど、歴史的事実を一つずつ調べていくことが重要であり、それらの積み重ねがその地域の歴史的価値や文化的価値を高めることに繋がっていくというメッセージをいただきました。
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