2023年5月8日 by admin
理科部が地域の水路清掃と絶滅危惧種マツカサガイ保全に貢献しました
〇日 時 令和5年5月上旬
〇対 象 理科部員・理科部卒業生・愛媛大学生・大学院生・大学教員、
0 生物多様性センター職員、NPOスタッフ、地域の方々など
連休中、今年度も地域の水路清掃に理科部員が参加して、水路清掃のお手伝いをした後に、絶滅危惧種マツカサガイの調査・保全活動を行いました。天気予報通りの雨のおかげで、顔の泥と汗も流れ落ちてくれました。今年度は東予地域、中予地域の水路清掃のお手伝いをしていますが、参加者は高齢の方ばかり。今後持続していくには、中・高・大学生の力が必要ではないでしょうか。
県の希少野生動植物種マツカサガイですが、田植え前の清掃活動によって生息個体全体の少なくとも25%が毎年死んでいたと理科部では見積もっています。理科部の参加で、今年度も1個体も死なせることなく水路に戻し、希少生物のことを地域の方々に知っていただくことができました。環境や生物保護には、調査・啓蒙活動だけでなく、具体的な保全活動が欠かせません。理科部では今後も目の前の貝の命と環境を守りつつ、貝の寿命(マツカサガイの寿命は20年以上)がくるであろう15年後まで、この清掃と調査を継続し、生息個体の数、大きさ、齢構成がどのように変化していくか追跡します。
2023年4月19日 by admin
理科部が県の生物保護事業に協力し、事業を成功させました
〇日 時 3月末
〇対 象 理科部 マツカサガイ班
昨年度秋に、愛媛県から緊急避難に協力して欲しいと依頼され、本校で保護・飼育し続けていたマツカサガイを、無事に生息地に戻すことができました。マツカサガイは、愛媛県の希少野生動植物種に指定されており、今県内で最も絶滅の可能性が高い生物です。とある生息地の環境が変化したため、理科部員と県の生物多様性センター職員、愛媛大学の学生・大学院生・大学教員にもお手伝いいただいて救出し、これまで附属高校で飼育してきました。この貝の水槽飼育は非常に困難とされ、理科部以外では長期飼育ができません。今回は4ヶ月以上に及ぶ緊急避難を、98.6%という高い生存率で終了することができました。環境が回復した生息地に戻すにしても、その生息地は難易度が高く、十分な準備が必要で、日の出前のわずかな時間しか、放流チャンスがありませんでしたが、無事成功させることができました。この地域唯一の個体群ですので、これからも生き続けて欲しいと願っています。4月、5月には、愛媛県の依頼により、他の2か所の緊急避難も予定されています。
2023年4月13日 by admin
理科部が日本農芸化学会2023のジュニア農芸化学会で銀賞を受賞しました
〇日 時 令和5年3月14日(火)
〇対 象 理科部 2年 渡部亜弥
課題研究に取り組み、全国の高校からエントリーした中から選抜された83チームが参加した日本農芸化学会広島大会ジュニア農芸化学会において、理科部渡部亜弥さんが銀賞(2位)を受賞しました。愛媛大学農学部の先生のご指導を受けながら、2年間酢酸菌を培養し、その遺伝的な変異と、その結果現れた形質の変化について個人研究に打ち込んだ成果です。惜しくも1位(金賞)は逃しましたが、朝から午後まで、学会に参加した専門家から今後の研究に役立つアドバイスを数多く受け、大変有意義な会になったようです。渡部さんは3年生になってからも、引き続き研究を続ける予定です。
2023年4月8日 by admin
理科部が愛媛県の環境保護保全団体を紹介する冊子に掲載され、エミフルMASAKIでの記念イベントにブース出展しました
〇日 時 3月下旬配布
〇場 所 県下の学校や公共施設
〇対 象 理科部、愛媛で環境保護に取り組む団体、愛媛県環境政策課
愛媛県で環境保全や自然保護活動に取り組む団体を紹介する冊子「EHIME ECOPRO GUIDE」が作成され、本校理科部によるマツカサガイ保全活動が掲載されました。完成を記念して、2/18にはエミフルMASAKIで記念イベント「エヒメエコプロショーケース」が開催され、本校理科部もブース出展しました。本校理科部は、県指定の唯一のタナゴ類とイシガイ類の保護施設であり、淡水性二枚貝マツカサガイの水槽飼育技術を持つ全国唯一の施設です。
2023年3月27日 by admin
プラガールズの春休み遠征
〇日 時 令和5年3月21日(火)~23日(木)、27日(月)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 門田未来、廣江実采、蔵野美結
〇場 所 3月21日~23日:京都府立ゼミナールハウス「あうる京北」
0 3月27日:毎日新聞東京本社・パレスサイドビル
理科部プラガールズが、3月の春休み中に2つの県外イベントに遠征しました。
3月21日~23日は、京都で開催された「地球環境ユースサミット2023 in KYOTO-持続可能な未来を議論する」(主催:京都超SDGsコンソーシアム、京都大学大学院地球環境学堂、共催:京都府)に、2年の村上さん、1年の門田さん、廣江さん、蔵野さんの4人が参加しました。これは国内外の高校生が3日間に渡り地球環境問題について話し合う合宿形式の国際会議で、使用言語は英語です。現地参加の50人とオンライン参加の100人(海外からの参加が多い)が各分科会に分かれ、大学生(留学生が多い)の補助を受けながら英語で議論を行いました。現地会場に泊り込みで参加したプラガールズの4人はそれぞれ別々の分科会に分かれ、英語に苦戦しながらも3日間の日程を有意義に過ごし、新しい仲間をつくることができました。
3月27日は、毎日新聞東京本社で行われた「イオンエコワングランプリ特別対談企画」に2年の村上さんと近藤さんが参加しました。2人は12月に東京で開催された「第11回イオンエコワングランプリ」(主催:イオンワンパーセントクラブ、共催:毎日新聞社、イオン環境財団)の最終審査会で発表し、研究・専門部門で内閣総理大臣賞を受賞しました。今回の企画は、本校プラガールズと普及・啓発部門で内閣総理大臣賞を受賞した三重県立明野高校の生徒が、最終審査員である五箇公一さん(国立環境研究所)と「持続可能な未来実現のために高校生ができること」について話し、全国の高校生に向けてメッセージを届ける記事になるものです。お互いに環境問題に取り組む思いを熱心に話し合い、非常に充実した対談をすることができました。五箇さんからは「高校生がここまで真剣に環境問題や自分の将来について考え、そのことをはっきりと自己主張できることに圧倒された」とのコメントをいただきました。記事の掲載は4月下旬になる予定です。
なお、3月30日、日本財団と(株)リバネスによる新年度の研究助成プログラム「マリンチャレンジプログラム2023」に、プラガールズが申請したテーマ「光エネルギーを利用した海洋性細菌の色素変化」が採択されました。
2023年3月12日 by admin
プラガールズが全国大会で2週連続入賞しました
〇日 時 令和5年3月5日(日)、12日(日)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
〇場 所 3月5日:TKP東京駅大手町カンファレンスセンター
0 3月12日:東京大学本郷キャンパス工学部2号館
理科部プラガールズが3月5日と12日に東京で開催されたコンテスト全国大会に連続して出場し、2週連続で上位入賞しました
3月5日に東京で開催された「マリンチャレンジプログラム2022」全国大会(日本財団・JASTO・リバネス主催)では日本財団賞(2位)を受賞しました。これは海の関する高校生の研究に助成金支援と研究者からの定期的な指導が行われる教育助成プログラムで、4月に書類選考で40チームが採択され、8月の各地方大会で選ばれた15チームによる決勝大会でした。プラガールズは企業の研究者から毎月1~2回のリモート指導を受けながら、8月19日の中国・四国地方大会から勝ち上がり、代表の村上陽向さんが「瀬戸内海から始める海洋プラスチック問題の解決」というテーマで発表しました。結果は最優秀賞に次ぐ2位の「日本財団賞」を受賞しました。
3月12日に東京大学で開催された「高校生による環境安全とリスクに関する自主研究活動支援事業2022」成果発表会(REHSE主催)では「最優秀賞」を受賞しました。これは大学や企業の研究者で組織されたNPO団体「REHSE」から、高校生の実験研究に助成金支援と研究者からの定期的な指導が行われる教育助成プログラムです。7月に書類選考で採択されたプラガールズは東京大学の先生から定期的なリモート指導を受けながら、10月下旬の中間報告書と1月中旬の最終報告書による審査を通過し、全国から8校が選ばれた成果発表会に出場しました。大会前日の11日は東京工業大学で特別講演と施設見学会が行われ、「これぞ工学部」という雰囲気を堪能しました。12日の大会当日は東京大学で15分の発表と10分の質疑応答、そして審査時間中に学生による東京大学キャンパスツアーが行われました。発表は村上さんと近藤さんの2人が「細菌を利用した生分解性プラスチックの経済的生産」というテーマで行い、参加各校の生徒と熱心な質疑応答が行われました。とても充実した2日間でした。
2023年2月22日 by admin
プラガールズが「ローカルSDGs四国表彰式」でチャレンジ部門賞を受賞しました
〇日 時 令和5年2月22日(水)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
〇場 所 高松市サンポート 高松シンボルタワー
理科部プラガールズが、2月22日に高松市で開催された「第2回ローカルSDGs四国表彰式」でチャレンジ部門賞を受賞しました。この大会は「LS四国」(環境省の外郭団体)が昨年度から始めたもので、協力機関として愛媛大学も加わっています。表彰は地域課題解決部門、チャレンジ部門、ユース部門の3つの賞と最優秀賞としての大賞、そして審査員特別賞があります。プラガールズが受賞したチャレンジ賞は「新規アイデアで他事業のモデルとなり得る先進的な取組」が対象で、海岸マイクロプラスチックの調査研究とその対策としての海洋生分解性プラスチックの開発が高く評価されました。
主催者から表彰式会場での生徒による発表が求められましたが、学年末考査の時間割発表中だったので出席は辞退し、発表動画を送って上映していただくオンデマンド参加を行いました。感染症対策のため会場への入場は50人限定でしたが、オンラインによる中継も行われました。
3月には2つのコンテスト全国大会の決勝出場が控えています。また、春休みには京都大学の「地域環境ユースサミット」(2泊3日、使用言語は英語)にも参加します。これからも研究や学習に頑張っていきます。
2023年2月21日 by admin
理科部の進化の研究がJSECで入賞し、JSEC通信に掲載されました
〇日 時 令和5年2月21日(火)
〇発 行 朝日新聞社
〇入賞生徒 2年 渡部亜弥さん
理科部渡部亜弥さんが、JSEC2022(第20回高校生・高専生科学技術チャレンジ)に佳作入賞したことを伝えるJSEC通信が朝日新聞より発行され、本校の生徒・教員全員にも配布されました。JSECは、我が国の科学技術水準の向上を目的とし、全国の高校生・高等専門学校生を対象に世界大会(ISEF)予選を兼ねた高校生と対象とする最もハイレベルな自由研究コンテストです。彼女の研究テーマは「江戸から令和で生じた酢酸菌の進化~継代培養実験による進化再現への挑戦~」で、入学時よりずっと継代培養実験を継続し、今年になって粘り強く解析してきた成果です。惜しくもファイナリストとはなりませんでしたが、現在も解析が続いています。今年の秋のエントリーにむけて、引き続き頑張ってください。
2023年2月17日 by admin
理科部プラガールズが「三浦保環境賞」奨励賞を受賞しました
〇日 時 令和5年2月17日(金)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向(出席)、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
〇場 所 ANAクラウンプラザホテル松山
理科部プラガールズの代表・村上陽向さんが、2月17日(金)午前、ANAクラウンプラザホテル松山で開催された「第19回 三浦保環境賞」表彰式にチーム代表として出席しました。この賞は愛媛県内で環境活動を続けている個人や団体を表彰するものです。理科部プラガールズは校外からの他薦でノミネートされ、審査で生分解性プラスチック開発の研究や環境啓発活動への取り組みが評価された結果、大賞、知事賞に次ぐ「奨励賞」を受賞しました。表彰式では村上さんに金属プレート製の賞状盾と副賞が授与されました。また、村上さんはあいテレビのインタビュー取材も受けました。審査員席には愛媛大学の仁科弘重学長や社会共創学部の牛山眞貴子教授も臨席されていました。表彰式のようすは当日夕方のあいテレビのニュース番組で報道されました。
また、3月18日(土)15時から「第19回三浦保環境賞~未来を拓く環境活動~」が、あいテレビから特別番組として放送され、受賞者の詳しい取り組みが紹介されます。再放送は3月26日(日)0時50分からです。表彰式当日の村上さんのインタビューとともに、プラガールズの活動も放送されるので、ぜひご覧ください。
2023年2月8日 by admin
理科部プラガールズが「笑顔のえひめ県知事表彰」を受賞しました
〇日 時 令和5年2月8日(水)
〇対 象 プラガールズ 2年 村上陽向、近藤百々花
0 1年 廣江実采、門田未来、蔵野美結
〇場 所 愛媛県庁本館
理科部プラガールズが、12月3日に「第11回イオンエコワングランプリ」の研究・専門部門で内閣総理大臣賞を受賞したことから、2月8日(水)午後、愛媛県庁本館で「愛顔のえひめ県知事表彰」を受賞しました。これは全国大会で最優秀になった個人や団体を顕彰するもので、この日は6個人と1団体(プラガールズ)が表彰され、八矢副知事から賞状と盾が授与されました。その後、あいテレビの取材を受け、そのインタビューのようすが当日夕方のニュースで放送されました。その動画を次のURLからご覧になれます。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/itv/319081?display=1
また、2月7日(火)放課後にイオングループの広報担当が来校し、プラガールズの取材が行われました。プラガールズの写真が大きく掲載されたB2版ポスターが、2月末から2か月間、全国イオングループ2000店舗の店頭に掲示されます。
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