2025年5月19日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和7年5月19日(月)6・7限目
○場 所 多目的学習室
○対 象 第1学年
○講 師 愛媛大学教育学部 川瀬 久美子 先生
「水俣病事件から私たちは何を学ぶか?」というテーマで、愛媛大学教育学部の川瀬久美子先生にご講義いただきました。
はじめに「水俣病について知っていること」や「水俣病がいまだに終わっていないのはなぜか?」という問いかけに対して、生徒たちは中学校までの既習内容をふまえて、積極的に意見を交わしていました。
その後、水俣病の発生の仕組みや症状について詳しく学ぶことができました。講義の中では、5月1日が「水俣病公式確認の日」として制定されていること、そして昨年5月1日の慰霊式典後に行われた環境省と患者との懇談会の様子を報道したニュースも視聴しました。
この講義を通して、生徒たちは「自ら積極的に情報を集めなければ知ることができないことが多く、知りたい情報が必ずしも見つかるわけではない」という現実を実感しました。また、たとえ情報が集まっても、必ずしも「正解」にたどり着けるとは限らないこと、しかしそれでも「関心を持って知ろうとする姿勢」が何よりも大切であるということを深く学びました。
生徒の感想の中には、「他人事ではなく、自分事として捉えるようにしたい」や、「正確な情報を見極め、正しい情報を発信することが大切だと感じた」といった意見があり、学んだことを早速行動に移したいという意欲がうかがえました。