2023年2月15日 by admin
グローバル・スタディーズⅠを行いました
○日 時 令和5年2月15日 水曜日6・7限
○場 所 HR教室(オンライン)
○対 象 第2学年
○講 師 愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター 村上 恭通 先生
愛媛大学アジア古代産業考古学研究センターの村上恭通先生から、「発掘が解明する瀬戸内海の歴史―縄文時代から中世まで―」というテーマで、古代から中世までにおける瀬戸内海の歴史について遠隔での講義を受けました。まず、越智郡上島町の弓削と佐島に焦点を当て、中世の製塩について発掘調査の結果から古代から中世にかけての弓削と佐島の姿についての考察を学びました。弓削島荘は国宝百合文書の中で塩の荘園として記載をされています。そこで村上先生たちが弓削や佐島で実際に発掘を行い、中世の地層から土器や陶磁器が出土し、揚浜式塩田の跡が見つかったことで、国史跡に指定されたということを知りました。また、今治市の高橋佐夜ノ谷遺跡からは製鉄炉が発見され、四国初、四国唯一の製鉄炉となっていることも学びました。これは、自然環境の良い今治に、国家事業の一環として製鉄炉がつくられたという考察を聞きました。さらに宮ノ浦遺跡からは撚糸文土器が出土し、当時は瀬戸内海が存在しておらず、「しまなみ」ではなく「やまなみ」だったことが分かりました。瀬戸内海の歴史を発掘などの事実によって学べるとても充実した授業でした。
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