
2025年11月12日 by admin
グローバル・スタディーズⅠの授業を行いました
〇日 時 令和7年11月12日(水)
〇場 所 大講義室
〇対 象 第2学年
〇講 師 愛媛大学沿岸環境科学研究センター 濱本耕平先生
本日のグローバル・スタディーズⅠの授業では、愛媛大学先端研究院沿岸環境科学研究センターの濱本耕平先生を講師に迎え、海の環境問題と生態系への影響、気候変動の原因と影響について学びました。授業の前半では、濱本先生のこれまでの研究の歩みや、サンゴ礁が直面する深刻な危機についてお話しいただきました。海水温がわずか2度上昇するだけでサンゴ礁の99%が失われる可能性があるという説明には、生徒たちも大きな衝撃を受けていました。また、埋め立てによる干潟や藻場の減少、プラスチックごみによる海水汚染、海洋酸性化や海水温上昇、水産業への影響など、沿岸環境を取り巻く多様な問題について詳しく知ることができました。後半のグループワークでは、生徒自身が研究者になったつもりで、海洋環境に関する「何が問題なのか」「なぜその問題を調べる必要があるのか」「どのような手法で研究するのか」「研究成果がもたらす波及効果は何か」を付箋に書き出し、意見を共有しました。その後、グループ内で投票を行い、選ばれた意見を代表者が他グループへ発表しました。最後に、私たちができることとして、環境問題に関心を持つこと、そして将来、社会を担う一員として責任ある選択をしていくことが大切だというメッセージをいただきました。海の豊かさと未来を守るために、今日の学びを一人ひとりの行動へとつなげていきたいと思います。