2021年11月17日 by admin
グローバル・スタディーズⅠを行いました
○日 時 令和3年11月17日 水曜日6・7限
○場 所 HR教室(オンライン)
○対 象 2年生全員
○講 師 愛媛大学法文学部 山本 與志隆 先生
現代のグローバル化の中での文化と文明について講義をしていただきました。文化はそれぞれの民族・地域・社会の根ざす大地の上に形成される固有のものであり、文明は技術・機械の発達や社会制度の整備などによる「生活の豊かさ」という価値を実現するものといえます。文明とは文化の終結であり、多くの文化を併呑し、人間の生き方のすべてを「普遍的」に支配するものであり、現代、その度合いを増しています。
また、グローバリゼーションとは科学の発達や文明の進展ということとほとんど同義語です。私たちはスマホなどのグローバル企業の生み出したツールを日々使っています。それらは固有の文化にとって、変化を受け入れざるを得ないことを認識しておくことが大事であるということを学びました。グローバル化が進展することによって、文明は「繁栄」するが、文化は「枯死」する。とも言えます。
さらに、デジタル化によって、一人一台端末環境が進むなか、私たちは考える前に調べるようになってしまい、頭を使わなくなっているのではないか、投票マッチングサービスに安易に頼ることは、何らかのバイアスに誘導されている可能性も否定できない、などのお話しから、私たちの生活に深く入り込んでいるグローバリゼーションに気づかされました。グローバルに展開するテクノロジーの本質を見極め、文明化に向き合う必要性を感じました。
グローバル化の中にあっても、大地に足をつけて、自らの固有の文化を見失わないように、自分自身で考えることが必要ではないか。との先生の言葉に、生徒たちは今までの認識とは異なる「グローバル化」の側面に思いが至ったようでした。
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