2020年11月9日 by admin
SDGs伊豫学の授業を行いました
○日 時 令和2年11月9日(月)6、7時間目
○対 象 1学年全員
○講 師 坪井敬文先生(愛媛大学プロテオサイエンスセンター)
本日は、愛媛大学プロテオサイエンスセンターの坪井敬文先生より講義をしていただいた。
世界で年間2億3千万人がマラリアに感染し、40.5万人の死者を出している。日本も無関係ではなく、平清盛もマラリアと思われる症状で亡くなったのではと疑われるなど、昔は日本でもマラリアにかかっていた。現在も毎年60人くらいがかかるが、仕事などで短期間海外へ行き、日本に帰ってから40度くらいの熱が出て発病するもので、日本から出なければマラリアにかかることはない。注意しなければならないのは日本で病院に行くと発熱でマラリアを疑う医者はいないことだ。1週間治療せず放っておくと死に至る恐ろしい病気であるため、海外から帰って発熱した場合は自らマラリアの可能性を医者に伝える必要がある。
世界でも薬や殺虫剤を開発するなどし、1970年頃まで順調にマラリアを撃退してきたが、薬が効かないマラリア、殺虫剤が効かない蚊が世界中に出てきたため再びマラリアが流行した。そしてそれに対抗する新しい薬が開発され、今後も耐性との戦いは続く。
未だにマラリアのワクチンはまだ開発されていないが、愛媛大学の新技術がワクチンの切り札となるかもしれない。貧困対策にはマラリア対策が欠かせない。愛媛から世界に貢献するためにマラリアの研究をしている。
生徒の皆さんも地球上で何が起こっているかを忘れず、夢を大きく持ち、興味を持って忍耐強く努力し、頂上を目指してほしい。
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