2025年9月3日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和7年9月3日(水)
○場 所 各教室(オンライン)
○対 象 第1学年
愛媛大学工学部の河合慶有先生による「社会インフラ構造物の超寿命化」に関する講義を受講しました。講義の冒頭では、土木工学と建築の違いについて説明があり、社会インフラとは橋、トンネル、ダム、河川など、生活を支える人工公物や自然公物を指すことを理解しました。続いて、日本が地震大国であるため鉄筋コンクリート構造が多用されていること、しかし鉄の腐食によって崩壊の危険があること、さらに全国に広がる構造物の点検が十分に行き届かない現状などをふまえ、日本における社会インフラの老朽化が深刻な社会問題となっていることを学びました。最後に、高校生が簡易的な点検を行えるチェックシートを開発し、地域で清掃活動と並行して点検を実践している事例が紹介されました。これにより、高校生であっても地域の社会インフラ維持に貢献できることを知りました。受講した生徒からは「専門家だけでなく、自分たちにも劣化したものを点検できると分かったので、友達と取り組みに参加してみたい」との感想が寄せられました。