2025年1月23日 by admin
薬剤師講話を行いました
○日 時 令和7年1月23日(木)7限目
○場 所 大講義室
○対 象 第1学年
○講 師 愛媛大学医学部附属病院 薬剤部長 田中 守 先生
「薬の知識」というテーマで、愛媛大学医学部附属病院薬剤部長田中守先生に講話をしていただきました。まず、「大麻」と「覚醒剤」についてそれぞれ簡単な概要を教えていただきました。覚醒剤で検挙される人員は減少傾向にあるが、大麻で検挙される人員は増加傾向にあり、同世代の高校生で検挙されるケースが多くなってきていることを学びました。高校生の検挙人員数が増加している要因として、大麻に対する危険なイメージが薄いことが挙げられていました。それらを踏まえ、講義の中盤では、大麻の危険性や含有する食品,海外での使用状況や日本の大麻に関する法律について学習しました。
次に、「OD(オーバードーズ)」について教えていただきました。大人だけでなく高校生もそのような状況に陥りやすいことやカフェインなど日常的に摂取するものの中にもその危険性が潜んでいることを学びました。また、このODは心の状態とも関連性が深く、社会的な支援体制が必要であることを説明していただき、治療やサポートができる具体的な機関名を最後のスライドで紹介していただきました。
最後に、質疑応答の時間が設けられ、薬剤師の仕事内容やそれに関わる仕事について説明をしていただいたり、「トローチ」など身近な薬の危険性や正しい摂取方法について回答していただいたりしました。
生徒の感想には「人の命に関わる責任重大な仕事であると同時にやりがいのある仕事で、薬剤師に興味を持ち、もっと知りたいと思った」などがありました。新しい知識が得られるとともに興味・関心の深まる有意義な一時間となりました。