2024年11月11日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和6年11月11日(月)6・7限
○場 所 多目的室
○対 象 第1学年
○講 師 愛媛大学工学部 神野 雅文 先生
神野先生に「プラズマ遺伝子導入法:電気と化学の複合刺激による細胞への遺伝子導入 ~分野融合の例として~」というテーマで講義をしていただきました。プラズマとは何か、プラズマとは固体・液体・気体に続く物質の第4の状態をいい、気体に熱やエネルギーを与えるとプラズマになる。自然界に存在するプラズマには電離層、オーロラ、稲妻などがあり、人工的には照明器具から核融合まで、様々なプラズマが存在するということが分かりました。さらに、雷が多いと豊作になる、稲妻ひと光で稲が一寸伸びるという興味深いお話をしていただきました。空気中のN2とO2が反応して窒素酸化物が生成され、それが雨水に溶けて HNO3となり、地中に入ってほかの物質と化合し硫酸塩となって稲に吸収されるそうです。雷により窒素酸化物(肥料)が生成されることに、とても驚きました。また、大気圧低温プラズマを生体に当てると成長促進や傷の治療に役立つことやプラズマ照射装置を用い細胞への高効率な遺伝子導入効果があるなど、プラズマの大いなる可能性を感じました。最後に、どんな問題を解決したいか、その問題を解決するためには、どんな分野の技術が必要か、グループで話し合いをしました。お米が高いので、人工的に稲妻を発生させて、早く大量にお米を生産するといった面白い回答もありました。プラズマの力はこれからの私たちの生活に欠かせないものになっていくということが分かりました。神野先生、本日は興味深いお話をたくさんしていただき、大変にありがとうございました。
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