2024年10月30日 by admin
産業社会と人間の授業を行いました
○日 時 令和6年10月30日(水)6・7限
○場 所 多目的学習室
○対 象 第1学年
○講 師 愛媛大学教育学部 小助川元太先生
本日は、愛媛大学教育学部小助川元太先生を講師に、「『予章記』を読む」というテーマで、講義を聞き、「物語から見えてくるもの」「歴史と文学(物語)の違い」について考えました。取り上げられた『予章記』とは、伊予河野氏の家伝であり、神話時代から室町時代までの河野氏の通史を記したものです。まず、河野氏の祖といわれる越智益躬の鉄人退治の伝説を取り上げ、他の地域や国の伝説や神話の中にも英雄が鉄人や超人を倒すという物語があるということを学びました。次に、河野氏がどのように歴史と関わってきたかや河野氏が拠点を置いたところを知り、これまで学習してきたことや身近なところに河野氏の足跡を知ることができるものがあることに気づくことができました。そして、『予章記』の中になぜ鉄人退治の物語が記されているのかを考察しました。河野氏が活躍した中世では、異国からの人々と接する可能性があり、その中でも河野氏が優れているということを伝える役割をしているのではないかということを考えました。物語は誰かに影響を与えるものであり、物語を記すことに意義があるということに気づかされました。今回の講義の中で、先人が記してきた書物の意義や可能性を知ることができ有意義な時間となりました。生徒からは、「「物語」という存在の大切さを聞き、感銘を受けました。」「私たちが住んでいる町の大事な歴史を学ぶことが良かった。」などの感想が寄せられました。小助川先生、本日は貴重なお話しをいただき誠にありがとうございました。
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