2020年1月31日 by admin
グローバル・スタディーズを行いました
○日 時 令和2年1月31日金曜日6・7限
○場 所 本校多目的学習室
○対 象 2年生全員
○講 師 愛媛大学 アジア古代産業考古学研究センター 村上 恭通 先生
本日は、「人間の活動・歴史と環境」と題して、愛媛大学のアジア古代産業考古学研究センター・社会共創学部地域資源マネジメント学科・法文学部考古学研究室の村上恭通先生から講義を受けました。考古学の研究成果を通じて、「人間のさまざまな活動が環境とどのような関係をもっていたのか」という観点から、「人間と金属の出会いと環境の関係」、「愛媛の環境史と人間の活動との関係」の2つのテーマで授業が行われました。
最初に、先生のご専門である「古代鉄文化」について、氷河期がもたらした人間と銅との出会い、鉄器の時代のアイアンロード、騎馬民族や遊牧民族が鉄を自給できていたという新しい知見からの世界史の見直しを学びました。
次に、寒冷期の海退から温暖期の海進による瀬戸内海の誕生、今治市妙見山古墳からの知見、地球温暖化による縄文時代の始まり、クロスナ層の形成からわかる人間の生活、屋久杉の年輪からわかる環境指標、島の高地にある遺跡の意義、古墳時代前期の製塩活動など、愛媛の環境と人間の歴史について学びました。
世界の観点から地元の歴史まで新しく知ることばかりで、考古学が人間の歴史と環境との関わりを研究する学問だということを感じました。
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