
2026年1月30日 by admin
グローバルスタディーズⅠの授業を行いました
〇日 時 令和8年1月30日(金)6・7時間目
〇場 所 大講義室
〇対 象 第2学年
〇講 師 愛媛大学アジア古代産業考古学研究センター 村上恭通先生
本日は、愛媛大学アジア古代産業考古学研究センターより村上恭通先生をお招きし、縄文時代から中世までの瀬戸内海の歴史に焦点を当てた4つのテーマについてご講義いただきました。
1つ目は「中世の製塩と弓削島荘」と題し、弓削島がユネスコの「世界の記憶」に登録されている東寺百合文書に記載されていること、また東寺の荘園である弓削島荘として、塩を奉納する重要な拠点であったことについて教えていただきました。
2つ目は「古代の製鉄と伊予国府」と題し、今治市にある高橋佐夜ノ谷遺跡について学びました。この遺跡には四国で唯一の製鉄炉が築かれており、7世紀後半の白村江の戦い以降、朝鮮半島から鉄を入手できなくなったことを背景に、国家事業の一環として建設されたと考えられていること、そして瀬戸内の要衝を支える重要な役割を果たしていたことを教えていただきました。
3つ目は「古墳時代の製塩と瀬戸内の環境」と題し、弓削島の宮ノ浦遺跡に見られるクロスナ層についてお話しいただきました。クロスナ層の形成には植物の繁茂が必要であることから、当時この地域が温暖であったことがわかること、さらにその層から製塩土器が集中して出土していることから、温暖な時期に塩作りが盛んに行われていたことが推測できると学びました。
最後に「縄文時代草創期の島の遺跡」と題し、宮ノ浦遺跡から約12,000年前の土器が発掘されたことに触れられました。当時の瀬戸内海は現在とは地形が異なり、大部分に海水が入り込んでいなかったため陸続きであったこと、そのため宮ノ浦遺跡周辺では海は存在せず、陸地で狩猟・採集の生活が営まれていたことを教えていただきました。
講義を通して、発掘調査によって当時の自然環境だけでなく、人々の暮らしの様子まで明らかにすることができるという、考古学の魅力を学ぶ貴重な機会となりました。
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