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SDGs伊豫学の授業を行いました

2022年1月17日 by admin

SDGs伊豫学の授業を行いました

○日 時    令和4年1月17日(月)67時間目
○場 所    自宅
○対 象    1学年全員
○講 師    愛媛大学農学部 山内 聡 先生

 本日は、本校の連絡・推薦入前ということもあり、「SDGs伊豫学」の授業も含めすべての授業を遠隔で行いました。農業全般に関わる諸現象を、SGDsに関連づけながら講義をしていただきました。授業の後半は「自然界が作り出す有機化合物と農業における農薬」という切り口で、野菜などの残留農薬を中心に講義していただきました。農薬は徹底的に検査されますが、一般の食品(植物・動物)自体に含まれている有機化合物については、その種類も量も多いため、人体に及ぼす影響は解明されていません。
「昔から食べているから大丈夫だろう」という認識です。農薬だからダメとか、自然農法だから良いという単純な理解ではなく、分子レベルで科学的な裏付けによる評価が重要と学びました。生徒からは、タンパク質など分子生命に関する質問が出て、応用生命化学における愛媛大学の取り組みについて教えていただきました。

グローバル・スタディーズⅠを行いました

2022年1月12日 by admin

グローバル・スタディーズⅠを行いました

○日 時    令和4年1月12日 水曜日 6・7限
○場 所    HR教室(オンライン)
○対 象    2年生全員
○講 師    愛媛大学 工学部 三宅 洋 先生

「工学で生物多様性を保全する―グローバルな現状と地域河川での取り組み―」というテーマで講義をしていただきました。
人間にとって「いい川」とはどのような川か?と質問があり、生徒からは「定期的に洪水を起こしてくれる川」、「綺麗すぎず、汚すぎず適度なミネラルがある飲みやすい川」、「おいしい魚が取れる川」との回答がありました。どのような川が良い川かは立場によって異なるものであり、子供にとっていい川とは「親水性の高い河川」、川漁師にとっていい川とは「生産性の高い河川」、川釣り師にとっていい川とは「娯楽性の高い河川」、芸術家にとっていい川とは「題材性の高い河川」、農家にとっていい川とは「利便性の高い河川」、川のほとりに住む人にとっていい川とは「安全性の高い河川」などそれぞれです。また、河川による利益(生態系サービス)には1供給サービス、2調整サービス、3文化サービス、4基盤サービスがあり、不利益には洪水(生命・財産の損失)や移動の阻害(交通渋滞)などがある。生態系サービスはいろいろな生物がいること(生物多様性)により支えられています。
生物多様性には1生態系の多様性、2種多様性、3遺伝的多様性の3つの階層があります。しかし、人間活動により未だかつてないスピードで種の絶滅が進行しています。生態系サービスが低下することにより人類の存続が危うくなる可能性があるため、それを防ぐために生物多様性の保全が必要です。
特に、河川における種多様性においては、面積で0.8%しかない河川に全体の6%の種が生息しています。しかし、アメリカでは絶滅に瀕している生物には淡水(関連)生物が多く、それは人間活動の影響が河川に集積していることを意味しています。そこで「河川生態系の種多様性を低下させる主な原因にはどのようなものがあるだろうか?」との質問があり、生徒から「工業廃水、農業廃水など人間が原因で川が汚れている」、「気候変動、地球温暖化により水温があがり生態系が失われている」「人間が生きるために乱獲が行われて魚などが減少する」との回答がありました。いい川が失われるのは、生息場所改変、外来種の侵入、汚染物質、乱獲、気候変動など、グローバルからローカルまで様々な人為要因のためです。複雑で良好な環境では多様性が高く、単純で劣悪な環境では多様性は低い。現在は、河川における多様性復元の取組が世界各地で試行錯誤されています。
最後に、地球規模の生物多様性を保全し、生態系サービスを存続させ人類を存続させるためには①知見を集めること(基礎的(理学部的))、②技術を開発すること(工学部的(工学部的))の両方が世界各地で行われていると講義を締めくくられました。

3学期始業式を行いました

2022年1月11日 by admin

3学期始業式を行いました

〇日 時    令和4年1月11日(火)
〇場 所    各HR教室 (3年生は自宅から遠隔で参加)
〇対 象    全校生徒

「スポGOMI甲子園」全国優勝の表彰、第71回全国高等学校スケート競技壮行会とともに3学期始業式が行われました。隅田学 校長より「日本一ゴミ拾いが早い高校生が3人もいる高校として、ゴミの落ちていない綺麗な学校を目指しましょう!」という言葉がかけられました。また、受験を間近に控える3年生には「ここにきての感染急拡大で、急遽自宅学習をしてもらうことになったが、1人で学習を進めるのが不安な生徒はメールやオンラインで先生と連絡を取ることができます。試験勉強に注力し、4日間を有意義に過ごしてください。」という言葉がかけられました。
気温がぐっと下がり冷たい風がふいていますが、1・2年生は近況報告をして楽しそうに過ごしていました。3年生と会えないのは寂しいですが、みんながベストを尽くせるよう全校一同願っています。

理科部が日本生物教育学会第106回全国大会で優秀賞を受賞しました

2022年1月9日 by admin

理科部が日本生物教育学会第106回全国大会で優秀賞を受賞しました

〇日 時    令和4年1月9日(日)
〇対 象    理科部 2年 中村柑南、1年 渡壁咲希、高尾実里、山本真慈

理科部から4チームが日本生物教育学会第106回全国大会の中・高校生ポスター発表に出場し、出品作品「マツカサガイの緊急避難生息域外保全の技術開発 ~ストップ! 地域絶滅!~」が「優秀賞」を受賞しました。
本大会では、全国の生物教育にかかわる専門家、学生による研究発表のほか、講演会、中学生・高校生による研究発表があります。残念ながら、三重県では実施されずに完全リモート発表となりましたが、アバターを移動させ、相手の顔や声の反応を確認しながら質疑応答ができ、盛り上がる発表会となりました。表彰式もリモート会場に着席しての表彰となりました。

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