2021年11月10日 by admin
令和3年度愛媛県高等学校国際教育研究協議会研究会に参加しました
○日 時 令和3年11月10日(水)13:20~16:20
○場 所 多目的教室(オンライン)
○対 象 2年生4名(宮脇和希、泉遙香、寺岡未葵、藤堂海心)
○主 催 愛媛県教育委員会、愛媛県高等学校国際教育研究協議会
本日は2年生4名が令和3年度愛媛県高等学校国際教育研究協議会研究会に参加しました。県内の高校からも多数の生徒さんが参加し、オンラインで一緒に講義を聴いたり研究協議をしたりしました。
木屋旅館支配人のグレブ・バルトロメウスさんの講話では、ポーランドやドイツ、現在の日本での暮らしを通して感じたことや、ご自身で調べた宇和島の歴史についてお話をしていただきました。また、宇和島南中等教育学校の活動報告では、オンラインでの海外協力校との交流、宇和島市の史跡を二カ国語で紹介する活動、アメリカの日本文化紹介イベントへのオンライン参加、地元の企業との連携について知ることができました。
ブレイクアウトルームでの班別活動では、伊予農業高校の国際教育部、今治北高校の生徒さんと一緒に協議をし、本校が代表校となって司会、全体での発表をしました。本校はコロナ禍のオンライン交流として、モザンビークとの交流やグローバルスタディズ、Eカフェについて紹介しました。
貴重なお話や報告、各校での取組について聞いたり、これから取り組んでみたい活動について他校の生徒さんたちと一緒に考えたりして良い刺激を受けました。
2021年11月10日 by admin
グローバル・スタディーズⅠを行いました
○日 時 令和3年11月10日水曜日6・7限
○場 所 HR教室(オンライン)
○対 象 2年生全員
○講 師 愛媛大学沿岸環境科学研究センター 吉江 直樹 先生
「生態系Ⅰ海」をテーマに、海の生態系についてTeamsによる遠隔講義を受けました。地球で排出される二酸化炭素の約4割を海が吸収していますが、その仕組みを学んだうえで、栄養塩・生態系・炭素循環の関わりが示されました。生態系には哺乳類などの高次生態系とプランクトン主体の低次生態系があり、より重要なのは低次生態系です。植物量の変動により高次の生物が変動するなど、環境変化による生態系への影響を推定するため、数値モデルを用いて低次生態系・炭素循環への影響を推定しました。
また、身近な例として、瀬戸内海の栄養塩変動と生態系応答をまとめました。瀬戸内海は反閉鎖的な沿岸海域であり、貧栄養化、温暖化、海洋酸性化の影響が懸念されています。海域により異なる栄養塩変化と諸問題について触れ、具体的に燧灘のシラス減少要因に関する研究を取り上げて、低次生態系モデルを用いて栄養塩変動に関する低次生態系応答について解説されました。
質疑応答では、地球温暖化の二酸化炭素以外の原因であるメタン、新たな発電として注目されている洋上風量発電や核融合発電なども紹介されました。しかし、将来的に気候変動の影響によって世界中で動力の奪い合いが発生し、安全保障問題を引き起こす懸念もあるようです。身近な省エネやエコを意識することもいいですが、それだけでは世界は変わりません。大国や大資本を中心とする気候変動への取組に賛同することが世界を変えることにつながることもあるという、別視点からの考え方も示していただきました。